Category: 北欧からのものがたり

春のピクニックをもっと楽しむための5つのヒント


春のピクニックをもっと楽しむための5つのヒント

北欧にもついに春がやってきました!日が長くなり、花が咲き、外でピクニックを楽しむのにぴったりの季節ですね。公園やビーチ、または自宅のお庭でも、ちょっとした工夫でピクニックは思い出に残る素敵な時間になります。今回は、春のピクニックをもっと気軽に、もっと楽しくするための5つのコツをご紹介します。

1. ロケーション選びがカギ!

まずは場所選びからスタート。日なたと日陰の両方がある場所だと、気温に合わせて調整できて便利です。静かな公園や湖のほとり、自然あふれる草原などは、ピクニックにぴったりのムードを演出してくれます。お子さん連れなら、広々としたスペースや遊具のある場所がおすすめ!

2. 軽くてスマートに持ち運ぼう

ピクニックバスケットに詰め込みすぎず、持ち運びやすくて手間がかからない食べ物を中心にしましょう。サンドイッチやラップサンド、フルーツ、チーズ、クラッカー、シンプルなサラダがおすすめです。飲み物はマイボトルに入れて、使い捨てを減らすのも◎。防水仕様のレジャーシートを用意すれば、少し地面が湿っていても快適に過ごせます。

3. 食べ物は新鮮&ひんやりキープ

せっかくのフルーツがぬるくなってしまったら残念ですよね。保冷バッグや前日に凍らせたペットボトルを活用すれば、クーラーパック代わりになって、溶けた後は飲み物としても使えて一石二鳥。冷やしておきたい食材は保冷剤と一緒に、日陰に置くのを忘れずに。

4. 食事だけじゃない!遊びも大事

ピクニックの楽しみは食べることだけじゃありません。フリスビーやトランプ、本などを持っていくと、ゆったりとした時間がさらに楽しくなります。子どもたちが一緒なら、自然を探す宝探しゲームやかくれんぼなどの外遊びで長時間飽きずに遊べます。

5. 来たときよりも美しく

自然に感謝しながら、しっかり後片づけを。ゴミ袋を持参して、ゴミや食べ残し、リサイクルできるものはすべてきれいに回収しましょう。公園に分別用のゴミ箱がある場合は、ルールに従って分けることも大切です。「来たときよりも美しく」がピクニックの合言葉!

春のピクニックは、新しい季節の始まりを感じながら、新鮮な空気の中で家族や友人と素敵な時間を過ごせる最高の方法。今回の5つのヒントを参考に、リラックス&楽しいピクニックタイムを過ごしてみてくださいね。

また、moz Swedenのグッズにはピクニックにぴったりなものがたくさん!ぜひご覧ください♩

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moz Swedenの公式オンラインストアがついにオープン!


moz Swedenの公式オンラインストアがついにオープン!

このたび日本向け公式オンラインストアを開設し、2025321日より本格的に運営を開始いたします。

公式オンラインストア開設の背景

moz Swedenは、日本国内でのブランド認知度92%を誇り、愛らしいヘラジカのロゴと共に多くのお客様に愛されてきました。この度、より多くのお客様に便利で快適なお買い物体験を提供するため、公式オンラインストアを開設する運びとなりました。オンラインでの購入が可能となることで、ソーシャルメディアとの連携も図りながら全国のお客様にブランドの商品をお届けいたします。

 

公式オンラインストアはこちらから!→ https://bit.ly/4kY4IfB

a lady is on the sofa

公式ECサイトの特徴

  • 豊富なカテゴリー: テーブルウェア、ステーショナリー、生活雑貨、インテリア、ぬいぐるみ、ファッションに加え季節に合わせたおすすめグッズもご用意
  • 限定商品・先行販売:公式サイト限定の商品や最新コレクションの先行販売を実施
  • 特別キャンペーン:オープンを記念し、期間限定で特別割引クーポンやプレゼントキャンペーンを開催
  • 安心の公式品質:ブランド直営のため正規品を保証
  • 会員特典:会員登録でポイント制度や特別クーポンを利用可能

 

公式オンラインストアはこちらから!→ https://bit.ly/4kY4IfB

moz soft toys

オープニングキャンペーン情報

mozSweden公式オンラインストアのオープンを記念し、以下のキャンペーンを実施いたします。

①メルマガ登録でクーポンプレゼント

  • 期間:2025年3月21日~2025年4月20日
  • 内容:期間中に会員登録メルマガ登録で20%OFFクーポンプレゼント
  • 条件:クーポンコードはメルマガを通して4月20日以降に配布となり、3000円以上購入の際に使用できます。

②購入者特典としてノベルティプレゼント

  • 内容 「くしゃっと丸めて5秒で収納 !大容量のエコバッグビーンズ(計3色のいずれか)」をプレゼント
  • 条件:税込5000円以上ご購入の先着500名様を対象としご購入商品お届けの際に同梱いたします。色はお任せください。

他にも各季節に応じた様々なキャンペーンを企画中です。SNSと共に、今後ともmoz Swedenをご愛顧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

公式オンラインストアはこちらから!→ https://bit.ly/4kY4IfB

moz(モズ)ぬいぐるみとおうちグッズ

スカンジナビアの寒さでも安心!子供を暖かく守る5つの秘訣


スカンジナビアの寒さでも安心!子供を暖かく守る5つの秘訣

スカンジナビアの冬の寒さは厳しいですが、防寒対策をきちんとすれば、子どもたちも暖かく快適に外遊びが可能です!ここでは、冬の外遊びを楽しむための5つのヒントをご紹介します!

1. レイヤリング(重ね着)が秘密兵器

レイヤリングは、スカンジナビアの冬には最も重要な防寒対策です。​まず、メリノウールなどの吸湿性のあるものをベースレイヤーとして着用し、肌から汗を遠ざけます。​次に、フリースなどの保温性のあるものをミドルレイヤーとして重ねます。​最後に、防風・防水性のあるアウターレイヤー(厚手のウィンタージャケットやスノースーツ)で風や雪から守ります。​

2. 快適な靴下で足元を暖かく

子供たちの足元の暖かさを保つためには、良質な靴下を選びましょう。​柔らかい素材で作られた靴下は、長時間の外遊びでも足元をドライに、そして暖かく保ちます。

Scandinavian Family Fika Outdoors

3. 防寒小物の重要性を見逃さない

見落としがちなのが頭部や四肢からの放熱です。耳、手、足を適切に保護することが重要です。​耳を覆うフィット感のあるニット帽子や耳当て、暖かく防水性のある手袋、柔らかいマフラーを用意しましょう。​さらに、ニットの手袋の上にスキー手袋など重ねると、さらに手元を暖かく保てます。​

4. 水分補給は暖かい飲み物で

寒さの中では水分補給を忘れがち。水筒の中みを暖かい飲み物にすると、体を暖めるだけでなく、暖を取るためにとそれを求めて水分補給にも役立ちます。​スカンジナビアで最も人気なのが、水筒の中身をホットチョコレートにし、お気に入りのマグカップでそれを楽しむことです。こうすることで、冬にしか味わえない、特別なひとときとなります。​

Moz Sweden Mug

5. ぬいぐるみで快適さと楽しさをプラス

寒さで子どもが不快に感じるのは避けたいものです。​お気に入りのもこもこふわふわなぬいぐるみは、長い冬の散歩や外遊び中にも大活躍!​そして、寒さが厳しい時でも子どもたちの気分を高める、重要なアイテムとなります。​

こうして​適切なレイヤリングと小物を活用すれば、スカンジナビアの寒さも怖くありません!

スウェーデンの父の日は、家族で温もりを感じるひととき


スウェーデンの父の日は、家族で温もりを感じるひととき

父の日といえば6月。ですが、スウェーデンの父の日は、なんと11月にお祝いされます。その由来と過ごし方をご紹介します。

スウェーデンでは毎年11月の第2日曜日に父の日が祝われ、2024年は11月10日がその日にあたります。1940年代に始まったスウェーデンの父の日は、母の日と季節をずらすために6月から11月へと移動しました。寒さが増す晩秋のこの時期は、家族で暖かいひとときを過ごすのにぴったりです。

anders with moz soft toys

スウェーデンの父の日は、華やかな商業イベントというより、家族が集まり、静かに感謝を表す日です。子供たちはお父さんにカードや小さな贈り物を渡し、家庭で一緒に食事を楽しむことが多いです。手料理や外食を囲むひとときは、家族が日常を忘れ、温かな絆を再確認する大切な機会となっています。

また、スウェーデンならではの価値観「ラグム(lagom)」(ちょうど良いバランス)を意識し、過度に飾らずとも心が伝わるシンプルな父の日が大切にされています。こうして静かに家族で過ごす秋のひとときは、親子の絆を深める温かい時間です。この季節、mozと一緒に、日常にちょっとした温もりを添えてみませんか?

moz soft toy brown

スウェーデン風マッドケーキの日


スウェーデン風マッドケーキの日

11月7日はスウェーデンのクラッカカの日!スウェーデンのクラッカカ(Kladdkaka)は、濃厚でしっとりとしたチョコレートケーキです。クラッカカの日には、ぜひこの美味しいレシピでお祝いしてみましょう!

クラッカカの誕生秘話と現代文化

クラッカカは1940年代に、ベーキングパウダーを使わずに焼いたケーキが「しっとり感」として意外な美味しさを生んだことで誕生したとされます。失敗から生まれたこのユニークな食感が評判となり、スウェーデン全土で広まりました。

現在では、11月7日の「クラッカカの日」に家庭やカフェで楽しまれ、作りやすさと濃厚な味わいから愛され続けています。生クリームやアイスクリームを添えて食べるのも一般的で、このシンプルなスイーツはスウェーデンの定番デザートとなっています。

Wipping Ingrediences Mud Cake

クラッカカのレシピ

クラッカカは「仕上がりがゆるめ」でもおいしい、失敗しにくいケーキです。焼きたても冷蔵庫で一晩冷やした後もどちらも楽しめるので、ぜひ両方試して、好みの食感を見つけてください!

準備するもの

– 20~30cmの円形の型
– 片手鍋
– ゴムベラ

材料

– バター 100g
– 卵 2個
– 小麦粉 80g
– 砂糖 260g
– ココアパウダー 大さじ4

– バニラシュガー 小さじ2
(orバニラエッセンス 適量)

作り方

  1. オーブンを150℃に予熱します。
  2. 直径20〜30cmの円形の型にバターを塗って準備します。
  3. 鍋にバターを入れ、弱火で溶かします。
  4. バターが溶けたら、残りの材料を加え、なめらかなチョコレート生地になるまで混ぜます。
  5. 生地を型に流し入れます。生地は薄めで大丈夫ですので、型いっぱいにしなくても心配ありません。
  6. オーブンに入れ、30~35分ほど焼きます。焼き上がったら少し冷ましてから切り分けましょう。

焼きたてはスプーンですくうように食べることになるかもしれませんが、それでOK!このケーキは見た目が多少「泥状」でも、味は抜群です。

Ingrediences Mud Cake

スウェーデンの「諸聖人の日」


スウェーデンの「諸聖人の日」

諸聖人の日(Alla helgonas dag)は、穏やかな愛と平安に満ちたひとときです。亡くなった大切な人々を偲び、追悼の気持ちを込めてお祝いします。この日には、墓地や追悼の森が無数の明かりとキャンドルで美しく照らされます。

「諸聖人の日」の過ごし方

現在のスウェーデンでは、諸聖人の日(Alla helgons dag)は10月31日から11月6日の間の土曜日に祝われ、アメリカのハロウィンとは対照的に静かで穏やかな行事として親しまれています。

この日は、亡くなった大切な人々を偲び、家族とともに集まって思い出を語り合う時間です。特に決まった伝統や「ルール」があるわけではありませんが、多くの人が故人の墓を訪れ、花やテディベア、愛情のこもった贈り物を捧げたり、追悼のキャンドルを灯したりします。冒頭の写真のキャンドルは風よけの蓋がついており、長時間灯り続けるよう工夫されています。

もしお墓参りが難しい場合は、自宅でキャンドルを灯し、故人に想いを寄せるのも良いでしょう。家族や友人と一緒に、静かなディナーや「フィーカ」(お茶の時間)を楽しむことで、誰かを偲ぶひとときを共にすることができます。誰かを思い出すための方法に「正解」はありません。大切なのは、自分らしい形でその人を心に留めることです。

諸聖人の日にキャンドルを灯すことは、どこにいてもできるシンプルで素敵な儀式です。この行為を通して、私たちはお互いを思いやり、冬の暗い時期にも光を分かち合おうとする気持ちを持つことができます。

Cemetery forest filled with candles

スウェーデン伝統ストロベリーケーキ


スウェーデン伝統ストロベリーケーキ

スウェーデンの夏のお祝い事には、美味しいストロベリーケーキが欠かせません。豪華である必要はなく、シンプルに素材を楽しむ。作るのも簡単で、食べるとさらに美味しい。みんなに喜ばれること間違いなしです!

ストロベリーケーキ作りに必要なもの

北欧スウェーデンの夏の素晴らしさをさらに盛り上げるには、ストロベリーケーキを作ることが1番の近道。作るのはとても簡単で、どんな集まりにもぴったりです。

必要なものはこちら:

  • お好みのスポンジケーキ…スライスし、美しい層にします。
  • ホイップクリーム…たっぷり使うのがポイントです。
  • イチゴ…たくさん!多ければ多いほど◎

ストロベリーケーキの作り方

  1. スポンジにホイップクリームを重ねていきましょう。層の間にスライスしたイチゴを加えると、夏らしい風味が広がりますよ。
  2. 最後に残りのホイップクリームを全体にトッピング。
  3. そしていよいよグランドフィナーレ、美しいイチゴをケーキのトップにたっぷりと飾ったら完成です。

ほら、簡単でしょう?夏のどのパーティでも愛されるこのケーキ。さあ、召し上がれ!

北欧スウェーデンの夏の楽しみ方


北欧スウェーデンの夏の楽しみ方

穏やかな太陽光が降り注ぐ春が終わると、スウェーデンは、夏の生命と光に満ちた楽園へと変貌を遂げます。田舎はもちろんのこと、都心でさえも木々の緑と鮮やかなお花たち、そして果てしなく広がる青空を楽しめます。そしてそれらから元気をもらった人々の笑顔が明るいこと!さらに北部では白夜の現象を体験することもできます。

スウェーデンの夏はいつ頃?何℃くらい?

スウェーデンでは、夏というと一般的には6月・7月・8月のことを指します。スウェーデンの気象庁によると、10℃を上回る日が5日間続くと夏が来たということになるのだとか。(地域によって異なります。)夏の気温は、例えば首都ストックホルムでは10℃25℃程度が平均的です。その年によってはもう少し気温の高くなる日があります。しかし、日本と比べると湿気が少ないことから過ごしやすい夏といえます。

Credits: Simon Paulin/imagebank.sweden.se

夏のスウェーデンに来たら欠かせないこと「「自然」を楽しむ」

夏の太陽をたっぷり浴びた元気いっぱいの自然の中でのハイキングやピクニック、ひんやり冷たい澄んだ湖や海で泳いでみたり、そして真夜中の太陽の下で友人との会話に花を咲かせてみたり。日本の自然とは種類はもちろん風景や愛で方も違う、北欧の夏ならではの自然を楽しんでみましょう。また、冬の重ね着から解放されたように、さまざまな色・形のファッションアイテムで夏を楽しむスウェーデン人に混ざって、あなた自身も自分らしい自然体のファッションでスウェーデンの夏を楽しみましょう。

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夏のスウェーデンに来たら欠かせない食べ物

<森のイチゴ>気候の関係で果物は輸入物が多いスウェーデンですが、7〜8月にかけて盛りを迎える森の野生イチゴは格別です!国中のレストランやカフェやベーカリーには地元のイチゴを使ったメニューがずらりと並びます。自家製ジャムにしたり、ケーキにたっぷり乗せたり、そのままのイチゴにたっぷりとホイップクリームをつけて食べるのも定番です。

<新じゃが>まさに夏が新じゃがの季節のスウェーデン。小ぶりでコロコロした皮まで柔らかいジャガイモを茹でて、塩とディルをまぶします。そしてレモンマヨネーズと共にいただきます。

<ミートボール>スウェーデン家具ブランドのレストランでお馴染みのミートボール。スウェーデンではミートボールにブラウンソースとベリーのジャムをたっぷりかけて、マッシュポテトや野菜とともにいただきます。実はそんなミートボールの日が8月にあるのです。イベントとして、友人や家族とミートボールを食べてみませんか?

Credits: Jann Lipka/imagebank.sweden.se

春の訪れをお祝いするスウェーデンのイースター


春の訪れをお祝いするスウェーデンのイースター

世界中でお祝いされているイースターの習慣は北欧スウェーデンにもあります。卵やひよこをモチーフにした飾りを用意したり、黄色い水仙の花を生けたり、卵型のチョコレートを食べたり、とこの時期は大忙し。ひょっとしたら小さな魔女に出会えるかもしれません。

小さな魔女の仮装

スウェーデン独特のイベントにイースター休暇の前の木曜日、子供たちが仮装をして近所の家を訪れイースターエッグなどのお菓子をもらうというハロウィーンそっくりなものがあります。

もともとはスカーフを巻いてほうきを持った魔女に仮装する習慣でしたが、この日は魔女以外にも猫、好きなキャラクターなど思い思いの恰好をした子供たちが、カラフルな羽飾りをつけた枝を持って歩き回っているのが見られます。

なんといってもイースターエッグ

イースターが近づいてくるとスウェーデンのスーパーには特別コーナーが設けられ、イースター用の様々なお菓子が売られます。

卵型をしたドラジェやソフトキャンディー、黄色いカスタードや黄桃を使った甘い菓子パン、イースターバニーをかたどったチョコレートなど目にも鮮やかです。

その中でも子供たちが大好きなのはイースターエッグのチョコレートで、中は空洞になっており小さなおもちゃが入っています。

チョコレートを食べたらおもちゃがもらえる、しかも中身はなにが出るかわからないわくわく感が人気のようです。

エッグハント

卵の殻をカラフルに塗ったイースターエッグを庭や家の中に隠して探す、エッグハントも人気です。

スウェーデンのイースターはちょうど雪が溶けて来た時期。

長い冬が終わり日照時間も延びて雪に足を取られることなく、自由に外を駆け回る子供たちの手には藤や白樺で編んだバスケットが握られています。

イースターのごちそう

イースター休暇の初日となる金曜日にはイースターの御馳走を食べる家庭も多いようです。

といってもそのメニューは卵とラム肉や、サーモンや酢漬けのニシンなどの魚料理、スウェーデン料理定番のキャセロール料理「ヤンソンの誘惑」など、普段とあまり変わらないように見えます。

ただし食事のお供になるのは「Påskmust(ポスクムスト)」と呼ばれるコーラのような見た目の炭酸飲料で、イースターならではのもの。

こちらもこの時期になるとスーパーで山積みにされています。

今日はなんでも手に入るので特別なものには見えないかもしれませんが、これらの料理や飲み物を、黄色を基調にしたテーブルセッティングで楽しむのがスウェーデン流のイースターの楽しみ方なのです。

セムラ-クリームのたっぷり入ったパンを食べる日


セムラ-クリームのたっぷり入ったパンを食べる日

スウェーデン語のfettisdagen(フェティスダーゲン)=「太った火曜日」のルーツは断食前に脂肪分を蓄える習慣から来ています。この日に食べられていた甘いパン・セムラは今ではシーズンになるとどこのカフェでも食べることができ、誰が一番おいしいクリームパンを作るかを決めるコンテストも開催されるほど、愛されています。

セムラって?

「セムラ」と呼ばれるクリームパンのバンズは、小麦粉で作られたふわふわの生地にスパイスのカルダモンが練りこまれています。バンズを横半分に割って中に柔らかなマジパンペーストを詰め、その上にふわふわのホイップクリームをトッピングします。
分割したパンの上部をクリームの上に置き、粉砂糖を振りかければできあがり。

ベースはとても基本的なパン生地とクリームでありながら、スウェーデン人はどのように作るか個人的な好みを持っています。
マジパンペーストが好きな人もいれば、丸のままのアーモンド入れたい人もいるし、温かいミルクにパンを浸して食べるのが好きな人もいます。

セムラ

セムラの歴史

「セムラ」という言葉は、小麦粉を意味するラテン語の「類似」に由来します。
もともとのセムラは今ほど派手なものではなく、レーズンとナッツが詰められていたと思われる、岩のように硬くて乾燥した小麦粉のパンで構成されていたそうです。場合によっては、セムラを食用にするには、ホットミルクで数時間煮る必要がありました(これが、セムラをホットミルクに入れて食べる今日の習慣のもととなっています)。

スウェーデンにおけるセムラに関する最初の文献は1670年頃に見られますが、パンはそれよりずっと前から食べられていました。マジパン、少なくともアーモンドの使用は、より珍しい製品がスウェーデンに輸入された1700 年代に導入されました。しかし、小麦粉は何世紀にもわたって贅沢品であったため、パンが各家庭でより一般的になったのは 1800 年代後半になってからでした。

パンの存在理由は、人々が伝統的な断食の前に「太って」食事をする必要があったためです。かつて断食は復活祭の前とクリスマスの後に行われていましたが、今日ではセムラを食べる日は2月とされています。

semla in milk